名古屋はち丸在宅支援センター

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はち丸在宅支援センターの取り組み詳細

2024.10.25令和6年度瑞穂区多職種連携研修会を開催しました

令和6年10月10日(木)午後1時30分より瑞穂区役所講堂にて、令和6年度 瑞穂区多職種連携研修会「在宅療養に関する情報共有をスムーズにすることを考える~事例から連携のポイントを学ぶ~」を開催しました。この研修会の主催である「瑞穂区在宅医療・介護連携会議」では区内における多職種の方々を構成員として、医療・介護の連携に係る課題を抽出し、課題解決に向けた取り組みの検討や実施について協議しております。その中で抽出された課題「在宅療養における情報共有をスムーズにすること」への対応策として、連携のポイントの学びや情報共有・連携の必要性を考える機会とし、情報共有・連携のスムーズ化や職種間の相互理解・関係作りにつなげることを目指して実施しました。

当日は40名の方にご参加いただきました。前半は講義、後半はグループワークで事例検討を行いました。講義では令和5年度に瑞穂区情報共有ワーキングで検討をした、医療・介護連携で良かった場面・困った場面の事例をもとに、在宅療養時の連携を医療法人 成田外科 院長 成田達彦先生、入退院時の連携を名古屋市立大学病院 地域連携室 主査 石川貴康氏(医療ソーシャルワーカー)、看取り期の連携をケアプランセンター陽明 管理者 今泉厚紀氏(主任介護支援専門員)より、連携や情報共有のポイントを自身の経験や実情などを交えながら、それぞれの立場からお話しくださいました。また講義ごとに講師と座長のTKクリニック院長 加藤徹哉先生とでディスカッションし、さらに内容を深めていただきました。後半のグループワークでは事例検討を実施しました。事例に対し、自身の職種だったらどの時期にどのような支援ができるか、また事例のどの部分に特に着目したかなどを個別に検討しました。次に個人ワークの内容をグループで共有、その内容をもとに各グループのファシリテーターを中心に意見交換をしていただきました。

グループ発表やアンケートでは、同じ事例であっても職種ごとに支援内容や着目する情報に違いがあった事、違うからこそ職種間で連携し情報を共有することの必要性の気づきや、様々な職種で意見交換することで他の職種の考えを理解できたなどのお声がありました。
今後も、在宅療養を推進する上でよりよい多職種連携を実現できるよう努めて参りますのでよろしくお願いします。

資料1 : アンケート結果